現在、どんな業務をしていますか？

2023年7月に立ち上げた新規事業、インディーゲームレーベル「HYPER REAL」に携わっています。産経デジタルがゲームパブリッシャーとして、開発者が作ったゲームを、世に広め販売しています。

具体的な業務内容は「HYPER REAL」の理念にフィットするゲームまたは開発者を見つけること、それを多くの人に知ってもらうこと、作品開発のサポート、販売などがあります。私は主にイベント出展の準備と作品開発のサポートを行っています。イベント出展は締切ひとつ間違えると大変なことになるので、スケジュールに細心の注意を払って業務にあたっています。

作品開発のサポートでは、さらに作品と深く関わるプロデューサーの立ち位置で担当している作品もあります。この業務は開発者の作品内容に直接的に関わるため、決して手を抜かずに、より良いものになるよう責任感をもって業務を行っています。

楽しかった仕事や記憶に残っている仕事はありますか？

ゲームイベントへの出展です。2023年7月に立ち上げた「HYPER REAL」はすでに国内で2件、海外で1件のイベントに出展しています。イベントでは備品の発注や申請などの事前準備が多く、イベント中は1日中ブースで来場者の案内を行います。大変そうに聞こえるかもしれませんが、巨大な文化祭のように、終わってみれば楽しかったと思うことが多いです。

また2023年10月には「gamescom asia」というイベントに出展するためシンガポールに出張しました。入社1年目で海外出張できたことも、良い経験ができたと思います。

仕事をする上で意識していることはありますか？

当然ながら、私たちが携わる作品は、私たちのものというわけではなく、開発者の作品です。私たちのプロモーションによって作品のイメージをダウンさせることがあってはなりません。そのため、どんなときも「おもしろそう」、「さわってみたい」と思ってもらえるように心がけています。

就職活動はどのようにしていましたか？

自分がつらくて苦しいとき、映画や漫画が気持ちを代弁してくれたり、進むべき道を示してくれました。エンタメ作品は、人と深く関わり、生き方に影響を与えるものだと考えています。そんなエンタメの作り手側に立ちたい。というのが就活の軸でした。 その考えをベースに、鑑賞した作品の感想の言語化を徹底していました。

面接で「おもしろかった作品は？」ときかれたとき、単なる回答だけではなく、自分が「どんな作品が好きなのか」、「どんな作品に関わりたいのか」ということを明確化し伝えることができました。これによって企業選びの基準はもちろん、自分の考えや思いを人に伝えられるようになりました。

学生のうちにやるべきことはありますか？

好きなことをとことんやりましょう。1日中好きなことに打ち込めるのは学生の間だけだということを、私も社会人になって実感しました。学生のうちは、なんでもいいので好きなことにたくさん時間を使うべきだと思います。

そしてただそれを楽しむだけでなく、楽しむ中で“なぜ”を追求できればもっといいと思います。「なぜこの映画はおもしろいのか」、「このゲームはどうやってつくっているんだろう」とか。そうやって些細な疑問を追求することで、より自分の“好き”を深化させられますし、その結果これを仕事にしたいと思えるような“好き”に出会えれば、その先の自分の人生にとても重要な意味を与えられると思っています。

どんな人に入社してきてほしいですか？

やりたいことを明確に持っている人です。そういう人であれば主体性と前向きさをもって仕事ができると思いますし、なにより自分自身も充実して働けると思います。そしてそういう人と一緒に仕事ができれば私自身もいい刺激を受けられるんじゃないかなと思います。

大手町周辺のお気に入りスポットはどこですか？

有楽町のビックカメラです。昔から家電量販店ってすごくワクワクして何時間でもいられるので、時間があるときは会社帰りにふらっとよって、意味もなくカメラコーナーやゲームコーナーを覗きにいってます。